今は、放課後。みんなは、部活中か下校したか。いつもやったら、うちは下校してる派になるんやけど・・・。
菊丸 「、ココはこれで合ってる?」
「うん。」
今日は、運が悪い。あの社会のアホ面(先生)が、
先生 「前々回ぐらいの社会から製作し始めた、『歴史新聞』は、今日の放課後までが締め切りです。」
だって。・・・ふざけるな。締め切りは、せめて前日に言え。しかも、うちの班の奴らが、
女子1 「ゴメン!今日は、家の用事があって、3時までには帰らないといけなくて・・・。」
男子1 「実は、俺も。」
男子2 「悪いけど、僕もなんだ。」
って。それで、残りの奴ら(って言っても3人)でジャンケンをしたら、見事に1人負け。でも、うちは、
「ちょっと!こんな下書きも完成してない新聞を、一体どうやって、1人で仕上げんねん?!」
って、反抗したら、
女子2 「そういえば、私も病院に行く予定だった。」
って、1人が言った。で、残った英二が2人目決定!・・・お前ら、一体、何の用事だよ?とにかく、『歴史新聞』を、暇人2人で完成することになった。しかも、どうやら完成してなかった班は、うちの班だけで、教室に残っているのは、うちと英二だけ。まぁ、英二で良かったと、つくづく思うよ。うちの班の奴ら、しゃべりにくいから。
菊丸 「あっ!間違えちゃったにゃ〜・・・。、修正ペン貸して。」
「はい。」
菊丸 「サンキュ。」
・・・でも、不二の方が良かったかも。だって、英二みたいに間違ったりしなさそうだし、早く完成しそうやし・・・。まぁ、不二は違う班だし、こんな事言っても、意味無いんだけど。
とにかく、早く完成させて、帰ろっ。
菊丸 「また、間違えちゃったにゃ〜・・・。」
「はい。」
菊丸 「ゴメンね。」
・・・お母さん。今日は、帰れそうにありません!
もう!さっきから英二の奴、間違え過ぎ。これで、何度目?
「あっ!うちも、間違えてる・・・。」
こんな時に限って・・・!腹が立って、余計に完成できねぇ!
菊丸 「あのさ・・・。、怒ってる?」
「そりゃね。英二じゃなくて、不二だったら、もっと早く完成してたかも、って思うとネ。」
菊丸 「そっか・・・。でも、俺は、で良かったって、思ってるよ。頼れるし、何より、しゃべりやすいしねん♪」
「まぁ、それは、うちも思う。英二で良かった、他の奴らだったら、無言になりそうだし、
って。」
菊丸 「そう×2!俺たちの班の奴ら、全然しゃべんにゃいし!」
「なんで、あんな無口に班になったんかな〜?」
菊丸 「さぁ〜・・・。それに、俺、じゃなかったら、残らなかったにゃ〜。」
「うちも、英二じゃなかったら、残ってないと思う。」
菊丸 「ホント〜?」
「うん。」
っていうか、さっきから英二、全然新聞書いてない気がする・・・。
菊丸 「俺は、ずっと、このままでもイイって思うにゃ。」
「なんで?」
菊丸 「だって、といつまでも、2人きりで居られるし。」
「・・・?」
菊丸 「俺、前からのことが、好きだったんだにゃ〜・・・。」
コイツガ何ヲ言ッテイルノカ、理解不能。
「英二、本気・・・?」
菊丸 「もちろん。」
なんで、よりによって、こんな時に言うねん・・・。
「あっ、ゴメン・・・。」
しかも、こんな時に限って、同じマジックを取ろうとして、手が重なるなんて・・・。なんて、ベタな出来事・・・。
「・・・英二。」
さらに、英二が手を離しません・・・!
菊丸 「は、俺のこと嫌い・・・?」
こうなったら、自分の気持ちを素直に言うしかないネ・・・。
「英二のこと、嫌いじゃない。・・・むしろ、大好きです。」
菊丸 「ホント〜?」
「うちも、前から好きでした。・・・これで、どう?」
菊丸 「な〜んだ。じゃ、前から両想いだった、ってことだよね〜。早く、言えば良かったにゃ〜。」
「まぁ結局は、なれたんだし、めでたし×2。さて、新聞を早く完成して、帰ろう。」
菊丸 「俺は、完成したくないにゃ〜!・・・だって、せっかく両想いになれたんだし、もうちょっと、2人きりに・・・。」
「さぁ、完成させよう!」
菊丸 「〜!」
別に、いいじゃない。今、2人きりになれなくても、これからは、いつだって2人きりになれるんやから。
なんか、ツンデレなヒロインですね・・・。別に、目指していたわけではないんですが・・・;;(笑)
とりあえず、学生っぽいことをさせてみようと思って書いた作品です。
あと、社会のアホ面先生というのは、実在の人物ではありませんよ!決して、当時の社会の先生がモデルだなんてことはないです!本当に!!(笑)
むしろ、当時の社会の先生は、ジャンプを愛読なさっていると聞きましたので、いい人です!ジャンプに付いていたポスターも譲ってもらいましたし♪
って、ジャンプのことしか書いてねぇ・・・!!いや、本当にいい先生で、悩み相談とかもさせてもらいました(←先にそれを書け)。